この週末は、「いわてJayceeアカデミー」という青年会議所の行事に参加しました。二戸市にて1泊2日の日程で行われました。
同世代が集まる県内各地の青年会議所のメンバーとともに、岩手の伝統工芸のひとつである浄法寺漆とその発祥地である八葉山天台寺について学び、今後の伝統文化の活かし方について語り合う機会を得ました。
浄法寺漆とは、国産漆の約6割を占める二戸市浄法寺町周辺部で採取した漆のことです。英語で「japan」といえば日本という意味ですが、ほかに漆とか漆器という意味があります。
しかし、日本で使われている漆の99%近くは中国産になっているのが現状のようです。それでも浄法寺漆は非常に品質が高く、平泉中尊寺や日光東照宮など、多くの国宝文化財の修復などに大事に使われています。浄法寺漆がなければ、国宝文化財は保存できず、日本の歴史建造物を未来に遺せないといっても過言ではありません。
今回、この浄法寺漆を使った箸への絵付けを体験しました。画才のなさを後悔しつつ、のびない絵の具みたいな感じの漆を箸に黙々と塗りつけ、なんとかマイ箸が完成。センスはともかく・・・、世界に2つとないオリジナルの箸が出来上がりました。
その後は、八葉山天台寺を参拝。寺伝によれば奈良時代に行基が開山。最近まで瀬戸内寂聴が住職だったことで知られています。
桂の森を縫うような石段の坂道を歩ききり、境内までたどり着くと、そこは霧がかかる神秘的な空間が目の前に広がっていました。そんな静寂な空間を、ボランティアガイドさんと歩き、歴史について説明してもらいました。お陰様で、この東北の名刹について広がりをもって理解することが出来ました。
恥ずかしながら、浄法寺漆についても八葉山天台寺に関する認識はこれまでほとんどありませんでした。今回の経験を機会に、岩手にある様々な伝統文化に対する理解を深め、改めて自分たちのルーツを確認し、アイデンティティ・誇りを持って故郷と向き合いたいものです。






